2017年11月23日木曜日

王滝レースレポート(上野悠佑太)

セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝
SDAクロスマウンテンバイク>

日時 2017/11/19(日 )曇り/
会場  長野県木曽郡王滝村
順位 100km10代クラス1
周回数 18km×5周+α100km97km

 今年初挑戦と意気込んだ秋の王滝が延期になってから2ヶ月。ついに王滝に出れる日が来ました。この11月の寒い中で100kmを走るのがどんなに大変かと想像し、準備を重ねてきました。レースの1週間は程々にしながら疲労を残さず調整しました。そして持ち物の準備、服装の準備、レース展開の想定などいつものレースとは違うことばかりでレースのスタート直前まで慌ただしい感じでした。
 秋王滝の時に想定したものと違うところは主に冬への寒さ対策、コースの変更の2つでした。服装は暖かいものにしアップジェルもしっかり塗りました。コースは100km一本道から18kmの周回コースを5周回という変更でした。距離的にはほぼ変わらずエイドが毎周あるので(一本道だと3箇所しかない)非常時に役立ちやすくなったと感じました。
 前日の説明会で雪が積もっていると聞かされ、ますます心構えをしてスタートラインに立ちました。そして今まで王滝に出るにあたって色々な方々にアドバイスを貰ってきたので、自信を持ってスタートしました。


 スタートしてから一般道を抜けるまでサイクリングペースで林道に入りリアルスタートが切られました。1周目は順位は気にせず足を回しながら、アップがてらにコースチェックを意識して走りました。気温はマイナス5度位でジェルを塗っても寒いくらいの状態でした。なので尚更最初は飛ばさずに行きました。コース中盤に差し掛かっていくと全面雪の路面へと変わり普通に雪が降ってました。ただ自分にとってはそれがペースダウンの元にはならず次々と選手を抜かせました。2周目に入ってから分かったのは登りで抜かされても雪の場所が得意なので雪エリアで抜き返せるという事。なので登りでは離されないように色々な選手についていき、雪に差し掛かったところで抜かす戦法を繰り返しました。しかし、3周目の後半から4周目の前半にかけて一気にペースダウンしてしまう状態に陥ってしまいました。大きな理由は寒さに負けた事だと思います。靴カバーには雪が張り付き凍ってしまい7時間の間ずっと冷凍庫に入れてるようなマヒ状態。リュックの水はホースが凍ってしまい飲めず、ボトルは飲めるもののかき氷を食べているような食感でした。そして、首や腕、太ももからふくらはぎにかけてつりかけの状態がそれ以降続きました(実際に攣ったし)。自転車は至る所が凍り走るのが厳しい状態だったので一旦エイドでで止まり、チェーンオイルをさしボトルにぬるま湯を継ぎ足しました。切り替えようと思い一度落ち着かせて4周目を回っていましたが、途中からこのままだと足切りされてしまうペースだということに気づき、落ち着く暇もなく必死に踏んで1周回しました。そのおかげでかなりギリギリながらも、なんとか最終周に入る事が出来ました。そこからはラストスパートで全力で前を追い、10ほど抜いてゴールしました。


 結果は10代クラスで優勝でした。10代は人数も少なく順位にあまり意味は持たないし、自分としては100kmの中の80km分しか集中して走る事が出来なかったので悔しい部分が残ったレースでした。でも全体を見ると速報で完走者は350人中50人程で、この環境の中で完走出来たことは大きな自信に繋がったと思います。
 初めての事ばかりで大変だったけどいい経験になりました。このレースを無駄にせず活かして次の大会などに挑めたらと思います。そして沢山の方々のアドバイスやサポートがあっての完走だと思っています。ありがとうございました。またタイムを伸ばし速くなれるよう頑張ります。






TEAM GRM 上野悠佑太



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